玉縄城址まちづくり会議(荒井章会長)がこのほど、現存する玉縄城の遺構などを示した絵図を作成し、7月7日に披露式を行った。絵図は現在、市内植木の龍宝寺境内にある歴史民俗資料館で展示されており、関係者は「多くの人が興味を持つきっかけとなれば」と話している。
北条早雲によって1512年に築城された玉縄城。その歴史を伝えようと、2006年から活動しているのが「玉縄城址まちづくり会議」だ。同団体は今年度、文化庁の地域活性化事業の認定を受け、様々な企画をしている。
その第一弾「鎌倉・玉縄城址歴史ミュウジアム絵図」は清泉女学院周辺の航空写真をもとに遺構の場所を示したもの。市内在住の日本画家大竹五洋さんが描いた花の絵も挿入した。
絵図は龍宝寺境内にある歴史民俗資料館で展示されることになり、7月7日には荒井会長ら同団体関係者のほか、梅田良光龍宝寺住職、松尾崇市長らが出席し、披露式が行われた。
荒井会長は「かつてあった城をイメージするきっかけとなれば」と話し、松尾市長は「市民の方に玉縄城をより身近に感じてもらえる」と期待を込めた。
団体設立10周年
2006年から「甦れ!玉縄城」を合言葉に、玉縄城址の探索や市民を巻き込んだ勉強会、龍宝寺境内にある玉縄ふるさと館資料展示コーナーの企画運営など、精力的に活動を続けている同団体。これまで社会科体験学習を受けた小学生はのべ5千人に上るという。
今後は歴史を伝える担い手を育成する講座や学術調査研究事業のほか、遺構展、シンポジウムなどの開催を予定している。
今後のスケジュールや活動に関する問い合わせは同団体ホームページ【URL】http://tamanawajo.sakura.ne.jp/または【電話】0467・45・7411荒井さんへ。
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