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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2014.05.15

「平塚 花のまちづくりの会」の代表で南口広場のバラを管理する
山田 美智子さん
黒部丘在住 62歳

「平塚を花いっぱいに」

 ○…平塚駅南口広場に植樹された99本のバラが見ごろを迎え、「バラの良い香りが湘南の風に乗って皆様の元に届けば」とにこり。花好きのメンバー15人と水遣りや草むしり、枝の剪定など地道な作業を年間通じて重ね、見事に咲かせた花に目を細める。バラの育成には知識や技術が必要と、専門家を招いたバラ講座も開催。市民にも花の育て方を紹介している。「平塚を花いっぱいにしたいという人を増やしたい」と話す。

 ○…静岡放送の元アナウンサーで、朝の情報番組などの顔として活躍した。結婚を機に平塚に移住した後も、女性らしく凛とした語り口は健在。地元放送局の湘南ケーブルネットワークやFM湘南ナパサのパーソナリティーを務め、番組企画や取材も手掛けている。「平塚は大好き。静岡もそうでしたが、海があって開放的。いい物、いい人がたくさんいるのだから、もっといいまちにできるはず」と、地元メディアの立場から感じている。

 ○…取材の姿勢は一貫して「現場主義」。それを示すエピソードがある。地元で防災活動に取り組む市民団体を取材していたが、気づけばボランティアの輪に加わって夢中で汗を流していた。「実際にやってみないと、理屈だけでは分からない」と笑顔。「防災は命を守ることなのでやりがいは大きい。ボランティアで社会が良くなるのだとわかると、楽しさに火がつく」と奉仕の魅力を語る。

 ○…バラの名産地であるとともに、花菜ガーデンや八幡山の洋館、総合公園といった見事なバラの名所のある平塚市。南口広場を「バラめぐり」の玄関口として親しんでもらいたい。ツルバラを支える支柱を置き、花を引き立たせるハーブを植樹するなど広場の魅力化に取り組んでいる。「バラは珍しい品種が一つあるだけでも人を呼べる。『平塚はバラが素敵だから行ってみたい』と思ってもらえるようになれば。まちの活性化にもなる」と話していた。

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