小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2012年2月18日
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小田原城天守閣耐震改修等検討委員会=槇谷榮次委員長(関東学院大学名誉教授)=は9日、「天守閣の木造再建の可能性を探り、現在の天守閣は必要最低限の安全を確保するための耐震補強を検討する」という方向性で議論を進めるべきとの考えを示した。委員会からの提言として市に提出する報告書に盛り込む。
後藤治副委員長(工学院大学教授)は、「市長に木造再建の可能性を探りたいという意向がある」として、調査研究のための新たな検討委員会の設置を提案。スケジュールや費用面などの質疑や意見も交わされた。
オブザーバーとして出席した県教育委員会の谷口肇氏は「復興天守は文化庁の課題でもある。手探り状態で情報収集している。小田原城のケースは大きなウエートを占めるのでは」との見解を示した。
また、事務局である小田原市からは「不確定要素を含んで算出したもので、数字が一人歩きしないようにしてほしい」とした上で、費用の概算も示された。掛川城を参考にしたという木造再建の概算費用は48億円、大阪城のような大規模な耐震改修は15億円、小規模耐震改修は7億円。
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