「雪辱」胸に全国へ 西湘高校かるた部 高橋さん
西湘高校かるた部(部員数22人/齊藤朋子顧問)の高橋千晶さん(3年)が第37回全国高等学校総合文化祭・長崎大会の小倉百人一首かるた部門団体戦に神奈川県代表として出場する。
高橋さんは4月29日に藤沢公民館で行われた同文化祭の選考会に出場。県内から16人が選ばれたこの選考会で上位8人に勝ち残り、全国への切符を手にした。「他のメンバーとは練習試合や公式戦でも戦っているので顔見知り。8人の中に選ばれて本当に嬉しかった」と代表に選ばれた瞬間を振り返った。
西湘高校では主将を務める高橋さん。週に5回、1日3時間の部活に加え、家での素振りで瞬発力に磨きを掛ける。「全国大会は楽しみ7割、緊張3割。プレッシャーは感じていない」と強気なコメント。そこには「西湘高校」として全国大会への出場を逃した悔しさがあった。「もちろん全国の舞台で勝ちたい。そして、全国に行けなかった西湘高校かるた部としての雪辱を果たしたい」と意気込む。齊藤顧問は「全国大会独特の雰囲気に呑まれることなく『西湘かるた部魂』を存分に発揮して、他の部員の分まで頑張ってほしい」とエールを送った。
かるたの試合は100枚ある札の内、半分の50枚を取札として使用する。自陣、相手陣25枚ずつに振分けられた札は自身の好きな位置に配置。15分の暗記時間で互いの札の位置を記憶し、試合が始まる。団体戦は8人の登録選手の中から試合ごとに5人を選出し試合に臨む。同文化祭は8月2日(金)から4日(日)に長崎県立総合体育館で開催される。