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秦野

公開日:2011.06.25

本町小で「戸川の砥石展」
身近で知らない「戸川砥」紹介

  • 体験プログラムに参加した6年生。水無川の河原から戸川砥石を探し、アワビの貝を磨く。水が白く濁ったら「当たり」のサイン

 本町小学校(糟谷松夫校長)では8月5日(金)まで、神奈川県立生命の星・地球博物館主催のスクールミュージアム「丹沢からのおくりもの〜戸川の砥石展〜」を開催している。展示場所は、同校南校舎2階にある国際・歴史スペース。



 戸川の砥石、通称「戸川砥」は、昭和40年代まで丹沢山地標高1000m付近で採掘され流通した砥石。古くは弥生時代から使われていたとも考察され、「戸川」を「砥川」と表記した古地図もある。現在採掘はされていないが、水無川で見つけることができる。



 スクールミュージアムとは、博物館、学校、地域が連携して行う出張展示のこと。同校では展示に合わせ、「砥石を実感しよう」をテーマに、5年生、6年生を対象とした砥石体験プログラムを行った。



 主催者の1人、同博物館の田口公則さんは「戸川砥は地元でも忘れられてゆく運命。使わなくなった戸川砥や、知っている情報を、ぜひ提供してほしい。要望があれば、他の学校、公民館等での巡回展示も企画したい」と話している。



 展示は学校開校日に閲覧可能。また、毎週月曜・水曜日の午後1時から同半までは、博物館スタッフ、くずはの家「えのきの会」メンバーが在室、解説にあたる。会場の問合せは本町小学校【電話】0463(81)1610。情報提供や展示の問合せは生命の星・地球博物館【電話】0463(21)1515まで。

 

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