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青葉区 人物風土記

公開日:2013.05.16

「横浜青葉女子ジュニアユース」でキャプテンを務める
京樂(きょうらく)歩希(あゆね)さん
みたけ台在住 12歳

夢の舞台へ一直線

 ○…区内初の女子中学生サッカーチーム「横浜青葉女子ジュニアユース」に所属。1年生だけのチームなので、対戦相手には上の学年の選手もいる。「学年と上手い下手は関係ない。ただ一生懸命プレーするだけ」と強い気持ちで試合に臨む。練習は週に2回、約1時間半ずつ。加えて鴨志田中サッカー部で男子と一緒の練習にも参加。「相手が男子だからこそ勝ちたいし、女子には絶対負けたくない。性別のせいにはしたくない」と意気込みを見せる。

 ○…サッカーを始めたのは小学1年生の時。「兄と同じクラブなら安心だから」と母親に勧められ、鴨志田第一小を拠点とする「かもいちFC」に入団した。初ゴールは、入団わずか2カ月後の練習試合で。「コーナーキックから合わせたんです。あのゴールは忘れられません」と昨日のことのように話す。その試合の活躍以来、もっと上手くなりたいと思うようになった。「常に課題や目的意識を持って練習しています」。10分でも時間があれば、家の近くで自主練習をするように。「朝、登校前にボールを蹴ることもあります」。その努力が認められ、6年生では副キャプテンに任命された。

 ○…アイドルグループ「嵐」のファン。「部屋にポスターを張りたいけど、一人の部屋じゃないから」と残念そうに話す。聴く音楽も「嵐」の曲だけ。「特に好きなのは相葉君。サッカーと同じくらい」。夜遅くまでのきつい練習も、「『嵐』のテレビ番組や音楽を聴けるなら頑張れる」と目を輝かせる。「嵐」が元気の源だ。

 ○…「2023年のワールドカップに背番号4をつけて出場したいです」。小学6年生の時に作文で書いた将来の夢。「4」は「かもいちFC」で副キャプテンになる選手に代々渡されていた、思い入れ深い番号だ。目標実現のために、まずは女子サッカーの強豪校への進学のために「勉強は嫌いだけど頑張りたい」。夢をかなえるため、サッカーに勉強に日々走り続けている。

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