小学1年生ながら数々のカートレースで好成績をあげ、未来のF1ドライバーを夢見る坂野太絃(たいげん)君(7)。令和の幕開けにあたり、将来の活躍が期待される坂野君にカートの楽しさやこれからの目標を聞いた。
この4月からもえぎ野小学校に通う坂野君は、3歳から電動カートに乗り始め、4歳半からエンジン付きキッズカートのレースに出場してきた。トレードマークのウミガメの甲羅をデザインしたヘルメットとレーシングスーツに身を包み、身長113cm、体重19kgの小さな体で時速90Kmのカートを乗りこなしている。
昨年は、キッズカートの登竜門といわれる三重県桑名市の「レインボーサーキット」のカップシリーズ・キッズクラスで、年間チャンピオンの最年少記録を更新した坂野君。カートの運転に「怖さはない」と笑顔を見せ、「カーブを曲がるときや他のドライバーを抜くときが一番面白い」と語る。
そんな坂野君の練習を支えるのは、父親の陽一さん。「カートをやりたい」と意欲をみせる息子のため、保育園時代には週4回のペースで神奈川県足柄上郡にあるサーキットに送り迎えし、練習を支えてきた。「うまくいかず悔しくて泣くときもあるが、『もっと乗りたい』という息子を見て、小さなうちに技術を磨こうと家族で協力して続けてきた」と話す。「最近は勝ちたい気持ちが強いので、日本のトップドライバーになれるようサポートしたい」
昨年からはさらに上級クラスのレースに出場して最年少で優勝を重ね、小学2年生以上が出場条件のレースにも特別推薦枠で出場するなど、活躍を見せる。今後はいよいよ世界を見据えたレースも始まってくる。
「もっと速くなって、世界チャンピオンになりたい」と意気込む坂野君。所属チームの山田安宏監督は「教えたことを素直に守り、丁寧に安定して走る。このまま続けていけば、日本のトップクラスに入れるのでは」と期待を寄せている。
青葉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>