PLDA主催ワールドチャンピオンシップ・ドラコン選手権で13位となった 田澤 大河さん 美しが丘西在住 26歳
100%のフルスイング
○…183cm、105kgの体躯で打つ球の飛距離は最長記録428ヤード。ドライバーの飛距離を競う世界選手権で13位に入賞、日本人歴代2番目の高順位となった。2018年、初めて世界選手権に出場した際は初日で敗退したが「パワーがある海外の選手と戦うため、この3年ウエートトレーニングなどに励んできた」ことが好成績につながった。
○…父の影響で小学6年からゴルフを始め、最初はツアープロを目指していた。年間数百万円かかる予選会に出場するため、資金調達を目的に17年からドラコンを始めた。プレーするうちに球を振りぬく面白さ、屈強な選手たちとの「男の真剣勝負」に熱中。ドラコン一筋になった。1年目から国内大会で準優勝するも、その後は優勝までは届かない結果が続き、「悔しくてうまく笑えなかった」と話す。悔しさをバネに「毎日休みたいほどきつかった」という全身トレーニングに励んだことが実を結び、19年に国内初優勝を掴んだ。
○…すすき野出身。「嶮山のゴルフ練習場でよく練習した」と懐かしむ。両親と2人の姉、兄とは大の仲良しで、優勝も大いに喜んでくれた。美しが丘西の実家と、妻が待つ沖縄県の自宅を行き来する日々。沖縄では「海辺でのんびりするのがお気に入り」という。大食漢で、料理好きの一面も。10合炊きの炊飯器で作る炊き込みご飯がパワーの源だ。
○…武器は「失敗を恐れず、思いきり振りぬけるところ」。空振りやミスを恐れて全力でのスイングを躊躇する選手もいるというが、自身は常にフルスイング。振り切った後に力を出し尽くして転倒することもあるという。「相手が90%の力で振るなら、自分は100%の力を出し切り、次は優勝したい」
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