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青葉区 人物風土記

公開日:2022.02.03

あかね台1丁目の老人クラブ「茜会」でタオル体操の指導を行う
大森 潤子さん
あかね台在住 91歳

健康体操で地域に元気を

 ○…「みんなで楽しく体操できるようにね。曲も速すぎず遅すぎず、いろいろ探してアレンジしたの」。体操している時はもちろん、話す時も快活に、優しく微笑みながら話す姿が印象的だ。あかね台1丁目の老人クラブ「茜会」が始めたタオル体操の指導を行うほか、同クラブのグラウンドゴルフなどにも参加。「コロナ禍になる前はみんなで旅行に行ったり、食事をしたりね。本当に楽しませてもらっています」と嬉しそうに語る。

 ○…静岡県出身。小さい頃から運動が好きで、高等女学校時代に、大学で器械体操をしていた兄の影響で「学校に器械体操部を作りたい」と一念発起。同級生と下級生の友人2人を誘い、学校に嘆願して部を設立し、設備も購入してもらった。「とても嬉しかった。でも、当時は経験ある指導員もいなかったので、県の練習会に参加して習ったり大変でした」と懐かしそうに話す。

 ○…高等女学校を卒業後、就職で上京。体操からは離れ、結婚後はコーラスなどを楽しんでいたが、60代で横浜に引っ越してきた時に市が健康体操の指導員を募集している案内を見て、体操への熱が再び湧きあがった。「やっぱり体操が好きなんだなと。もう一度体操できる機会をもらえたと思って応募しました」。これは高齢者が高齢者を指導するもの。「若い指導員より、高齢者の体のことをよく分かっているからね」とほほ笑む。区内では奈良地区センターで10年間、健康体操の講座を担当していた。

 ○…元気の秘訣は「好きなものを食べて、体を動かすこと」。コロナ禍前は海外旅行が大好きだった。「高齢になっても私のように体操を再開できたり、楽しみを見つけることができる。ぜひ多くの方に体操の楽しさを知ってもらえたら」

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