障害物リレーに取り組む選手たち
青葉区を中心に活動する学童野球チーム「横浜青葉ＮＥＸＵＳ」（佐藤慶太代表＝「人物風土記」で紹介）が、２月13日に発表された「ベストコーチングアワード２０２１」で最上級のトリプルスターを獲得した。
同賞は、（一社）スポーツメディカルコンプライアンス協会が主催し、全国の少年少女野球チーム・中学生野球チームを対象に、ケガや障害予防を考えた練習方法や教育を実施しているチームを表彰するもの。３回目の今回は全国から１千超のチームから応募があり、トリプルスターには38チームが選ばれた。
横浜青葉ＮＥＸＵＳは佐藤代表ら保護者３人が中心となって２０１９年10月に結成。週１回半日練習、少人数制、保護者の当番制なしを掲げ、目先の勝利を優先せず、子どもたちが野球を楽しめる環境づくりに力を入れている。「家族との時間も大切にしてもらいたいと半日練習にしているが、体力や集中力も続かない子どもたちにとって安全面の観点からもメリットがある。また、１学年７人制で指導者の目が行き届く。そういった点が評価されたのでは」と佐藤代表は語る。
「野球を目一杯がんばりたい、甲子園を目指したい子どもたちのためのチームがある一方で、私たちのようなチームがあることで選択肢が広がるのでは。今回の受賞に恥じないよう、今後も子どもたちの安全と心身の成長を最優先に考えていきたい」と語った。
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