魅力あるまちづくりの推進を目的に、横浜市が活動や建築物等を表彰する「第10回横浜・人・まち・デザイン賞」で、青葉区内から2団体が選ばれた。5月23日には表彰式が行われ、13の個人・団体が表彰を受けた。
「地域まちづくり部門」と「まちなみ景観部門」の2部門で表彰する同賞。区内からは「美しが丘中部自治会アセス委員会遊歩道ワーキンググループ」と「NPO法人あおば学校支援ネットワーク」が、地域まちづくり部門で表彰された。同部門は市内で概ね3年以上の取組実績があり、地域のまちづくり活動の主体となっている個人・団体が表彰されるもの。
地域のシンボル
地域住民で構成される美しが丘中部自治会アセス委員会は、2018年から美しが丘小学校正門下にある100段階段を用いてこれまで受け継がれてきた「美しが丘を守る」という精神を、次世代に繋げていくことを目的に「美しが丘100段階段プロジェクト」に取り組む。活動を支援した横浜美しが丘四郵便局と(一社)田園都市建築家の会、合同会社たまプラ・コネクトにも支援賞が贈られた。
具体的には住民と子どもたちが一緒に階段のカラーリングをしたほか、同小卒業式には毎年フラワーポッドを並べる取り組みも。紙媒体「たまプラ遺産MAP」を作成し、全世代が楽しみながら参加できる企画を行っている。藤井本子委員長は「まちに愛着を持ってもらいたいと活動してきた。公共物の利用には制限があり、理解されるまでには時間がかかったが、表彰を受け、今ではまちのシンボルとなってうれしい」と喜んだ。
わくわくモットー
教育支援に関わるコーディネーターの集まりとして2005年に発足したあおば学校支援ネットワーク。困っている子どもへのサポート、地域での体験活動、世代間交流の機会をつくり、子どもも大人も成長するまちづくり活動を行っている。
小学生向けの宿泊体験イベントや多世代交流を通じて青少年にさまざまなことを学んでもらうことを目的としている。
これまで多世代のおばけやしき、段ボール箱でまちをつくり防災キャンプをするなど誰もがわくわくするイベントをモットーに企画。各活動に参加した子どもたちが、下級生の面倒を見るようになり各世代が成長できる機会になっている。
竹本靖代理事長は「表彰されたことはとても励みになった。一緒に活動してくれた仲間たちに感謝している。参加した子どもたちがスタッフになるなど持続していく流れもできてきてうれしい」と話す。
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