青葉区 人物風土記
公開日:2023.06.08
NPO法人はんなり和菓子ラボの理事長として、まち活カフェに登場する
南條 敦子さん
若草台在住 67歳
和菓子から広がる活動
○…「なんて美しいんだろう」。京都大学在学時に京菓子の魅力にふれて以来、大の和菓子好きに。それが高じて作る側になり、今は社会貢献に取り組む。和菓子の魅力に加え、「好き」から始まったキャリアをまち活カフェで話す予定だ。
○…兵庫県出身。母親が茶道を教えていたことで、和菓子は元々身近なおやつ。結婚して子育てが一段落するまでは「食べる専門」だったと話すが、転機は50代、和菓子作りの教室に通ったこと。だが、学んだだけでは満足せず、「もっとこうしたい」という思いが沸々と。そんな工夫をする過程が楽しいと和菓子作りに夢中になった。
○…2018年に和菓子作りと交流を目的に「はんなり和菓子ラボ」をオープン。ラボの名の通り、和菓子の改良を楽しむ場所だったが、コロナ禍で変化が。楽しさが失われてしまった社会で何ができるかを考え、子ども食堂に和菓子を無料提供する「100個和菓子製作プロジェクト」を始動。1カ月に1度、1年半にわたって桜餅や羊羹、せんべい、落雁とさまざまな種類を作り、届けた。子どもたちに和菓子にふれてもらい、美味しいと思ってもらえたら。この取り組みからラボは活動内容を社会貢献へと変え、NPO法人となるきっかけになった。
○…法人化作業に伴って中断していた子ども食堂への寄贈再開に加え、高齢者施設や福祉施設でも活動できないか模索中だ。五十の手習い、とばかりに始めたチェロも上達してきたと笑顔を見せる。やりたいことが広がり続ける毎日だが、頭の片隅には「何のために生きているのか、それはきっと死ぬ時に分かるのだろう」との思いが。「だからこそ死ぬまでいろいろ勉強かな」。そう話す姿にバイタリティーの秘密が垣間見えた。
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