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公開日:2023.08.24

山内中
陸上部3人が全国へ
自己新、入賞を狙う

  • 左から佐々木さん、井上さん、手嶋さん

 愛媛県松山市で8月22日から25日まで開催されている全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)。山内中学校の陸上部3人が、7月の県大会で標準記録を突破し、全中出場の切符を掴んだ。3人はきょう24日に出場する。

 出場する井上穂奏さん(中3)、手嶋莉菜さん(中1)、佐々木一瑳さん(中3)は8月、関東大会にも県代表として出場し、それぞれ優勝、入賞を果たしている。

優勝争いに絡む走りを

 井上さんは女子1500mに出場する。関東では4分28秒70の自己新記録、中学ランキング2位に食い込む好記録で優勝した。「関東1位、全国3位を目標にやってきた」と井上さん。宣言通りの1位で「満足のいく走りができた。コンディションも良い。この流れに乗って全国は優勝争いに絡みたい」。約170cmの長身を生かした大きなストライドで入賞を狙う。對馬智幸指導員は「800mでも標準記録を突破、複数大会で大会新を出す力がついていたが、1人1種目の制限で昨年全国8位だった1500mに挑戦すると本人が決めた」と話す。

1年生で標準記録突破

 手嶋さんは女子100mに出場する。1年生ながら県選抜大会で12秒44を記録し、標準記録の12秒53を突破。関東は1年の部で3位に入賞したものの「いつもの走りができなかった」と悔しさを滲ませる。「全国は順位ではなく自分の走りをして自己新を出す」。小柄な体格ながらも「スタート時のブロックを蹴る力が強く、加速までが速い。大舞台を良い経験にしてほしい」と今後を見据える登内将史顧問。

集大成初の全国へ

 佐々木さんは男子110mHに出場する。3年生で初めて掴んだ関東と全国の舞台。関東は14秒64で7位に入賞した。特段恵まれた体格ではないものの「研究熱心。本番での強さがある」と登内顧問。佐々木さんは「2人が凄い選手だから負けないように」と謙虚だが、ハードリング技術に磨きをかけ「13秒台を出して決勝」と意気込む。

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