横浜の夏を代表する「浜なし」「浜ぶどう」の持寄品評会が8月20日、JA横浜中里支店で行われた。今年は市内農家から梨79点、ぶどう14点が出品され、青葉区からは黒須田在住の志田幹雄さんの梨(幸水)が優秀賞に選ばれた。
当日は横浜市やJA横浜の職員らによる審査員が、それぞれの出品物を比較。大きさや形、糖度、色味等を加味して、優秀賞、優良賞、良好賞の順で順位付けを行った。JA横浜果樹部の山本成樹部長は「今年は酷暑の影響で熟期の判断が難しかった」と振り返る。また、降雨量が少なく小玉傾向になったという。しかし、「日照時間が長くなったので、糖度が高く、できあがりは上々」とのこと。収穫量は例年並み。
石川さんが食味大賞
入賞した上位5点の梨を実際に食して評価する「食味審査」も実施された。JAの職員やマスコミ関係者が実食し、品評では優良賞の石川知成さんの梨(幸水)が食味大賞1席に輝いた。
その他の入賞者は以下の通り(敬称略、カッコ内は品種)。
【優秀賞】吉濱環(幸水)、新井てるみ(藤稔)、落合康裕(幸水)、菅沼進(幸水)
【優良賞】三橋憲一郎(藤稔・幸水)、山本慶彰(スカーレット)、石川裕子(幸水)、金子浩幸(幸水)、豊田清美(幸水)、宮田吉秀(幸水)、菅沼三雄(幸水)
ブランド価値向上
浜なしは2015年に商標登録され、横浜市の特産品として近年、定着してきた。今年5月には、キリンビール(株)の缶チューハイ「氷結」とコラボレーションするなど、ブランドとしての価値をさらに高めている。浜なし、浜ぶどう、ともに収穫期は一般的に8月から9月まで。市内各地で直売もされているため、左記2次元コードから確認を。
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