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青葉区 人物風土記

公開日:2025.04.24

4月に保木公園ラジオ体操会を立ち上げた
駒井 三彦さん
美しが丘西在住 80歳

ラジオ体操で街を元気に

 ○…「朝の空気や、『おはよう』と言い合うコミュニケーションが気持ちいい」とラジオ体操の魅力を語る。会を立ち上げて2週間が過ぎた。午前6時30分の開始にも関わらず、平日は20人、土日は平均30人以上の参加がある。「まさかこんなに集まってもらえるとは」と驚きながらも、うれしさをにじませる。定年後、健康増進を目的に始めたラジオ体操。「誰でも好きなときに参加してほしい」と呼び掛ける。

 ○…山梨県出身。6人きょうだいの次男として生まれた。小・中・高と地元で過ごし、25歳の頃に上京。東京消防庁に入庁し、60歳の定年まで勤め、その後5年間は嘱託職員として職務を果たした。「広い場所で過ごしたい」とそれまで住んでいた世田谷区を離れ、2007年に青葉区へ。「知り合いがいなくて寂しくて」と当時を振り返る。ある日、散歩をしていると、区内でラジオ体操を行う団体に出合った。以降18年間、継続して身体を動かしてきた。

 ○…ラジオ体操の他にも、区民ハイクなどさまざまな地域活動に精を出す。「元気の源はラジオ体操、よく呑む、よく寝る」と快活に笑う。4年ほど前に始めた家庭菜園も趣味の一つだ。これからの季節はトマトやナス、キュウリなどを育てる予定だという。「孫が食べてくれるのがうれしくて」

 ○…雨天時以外、毎日実施するラジオ体操。「自治会や公園愛護会などさまざまな方々のお陰で開催できている」と周囲への感謝を語る。「健康管理として(実行する)ハードルが低い」と目指すのは体操会の輪の広がり。「ただ身体を動かすだけでなく、高齢者の安否確認にもなる。これからも毎日続け、街の元気につながれば」と意気込んだ。

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