青葉区 文化
公開日:2026.02.26
子どもたちの身近に本を
いずみ文庫 57年の始まり
たまプラーザ団地の私設図書館「いずみ文庫」は、今年で57年目。地域の交流の場として、子どもたちの成長を見守ってきた。創設者の一人、西村尚子さん(92/美しが丘)は「最初は私の自宅から始まったんですよ」と懐かしむ。
「各地の私設図書館の話を聞いて、この地域にもあればと思って」。1969年、図書館から本を集め、子どもたちに自宅を開放した西村さん。近隣に図書館もなく、テレビも普及していなかった当時、利用者は数カ月で250人超え。受け入れきれず集会所に場所を移し、今の形になった。
自身も、昔から物語が好きだったという西村さん。数年後には公立図書館の開設を呼び掛ける運動に参加し、署名を求めて地域を駆け回った。そうして、77年にできたのが山内図書館だ。「本は良いですよ。好奇心を満たしてくれますから」
小学生が訪問
2月17日、美しが丘小学校2年の児童らが同館を訪れ、西村さんの話を聞く会が設けられた。興味津々の児童が投げかける質問に、西村さんはほほえみを浮かべ、一つ一つ丁寧に答えていた。聞き足りなかったのか、帰り際に西村さんに話しかける児童の姿も。児童の一人、高倉獅文さんは「いろいろなことが知れて面白かった。また来てみたい」と話していた。
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