動画に出演した尾崎さんら
緑警察署で８日、特殊詐欺防止はがきタウン配達開始セレモニーが行われた。式の中では、今回初の試みとして作成された、プロレス団体「ＯＺアカデミー」に所属する女子プロレスラーの尾崎魔弓さんとアジャコングさんら出演の啓発動画も公表された。
郵便はがきを活用した「はがきタウン」は、宛名がなくても配達・投函ができるダイレクトメール。緑区内郵便局と緑警察署が共同で特殊詐欺被害を防ごうと、同事業は２０１５年に始まり12回を数える。現在は同事業に賛同したＯＺアカデミーも協力する形で行われている。
緑郵便局（西入厚信局長）と緑警察署（渡邊晴彦署長）の担当者によると、これまで同様にダイレクトメールを配達するために区内の企業・団体から協賛を募り１団体・４社（横浜みどりの里・森おたすけ隊、(有)串田設備、竜南土木工業（株）、ケアショップアイティーオー、大丸工業（株））が賛同。はがきには「特殊詐欺急増中！」「怪しい一言 電話が来たらまず相談！」など注意喚起の文字と合わせて、ＯＺアカデミー所属の尾崎魔弓さん、アジャコングさん、ＡＫＩＮＯさん、加藤園子さんの写真をデザインしたという。はがきは５０００枚用意され、８日に行われた「特殊詐欺防止はがきタウン配達開始セレモニー」ではアジャコングさんを１日警察署長、尾崎さんを１日郵便局長に委嘱。尾崎１日郵便局長は配達員に対し区内５０００世帯に配達するはがきを手渡した（15日までに配布）。
動画で注意喚起
今回はこれまでのはがき配達に加えて、より多くの人に注意喚起ができないかと考え「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「還付金詐欺」など特殊詐欺防止を啓発する３種類の動画が作成された。尾崎さんら４人が犯人や被害者役を演じ「『失敗しちゃった』『還付します』『電子マネー買ってきて』などの怪しい言葉の内容の電話がかかってきたらまず（警察署に）相談を」と訴えている。
動画は今後、動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開する予定だという。
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