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公開日:2025.10.16
写真家中野修平さん
市内でただ一人 上位入賞
全国規模のコンテストで
全国のプロ写真家が出品する「第61回富士フイルム営業写真コンテスト」でこのほど、長津田にある中野写真館の中野修平さんの作品『住職』が銅賞に輝いた。横浜市内で上位入賞を果たしたのは中野さんただ一人。また今年行われた「第35回関東写真館大賞」では、中野さんの作品『ポートレート』が全部門から唯一選ばれる文部科学大臣奨励賞を受賞した。中野さんはこれまでに第29回と第33回でも同奨励賞に輝いており、1人で通算3度の栄冠獲得は史上初の快挙という。
応募総数9539点に上った「第61回富士フイルム営業写真コンテスト」。審査の結果、銅賞は中野さんを含めわずか10人が獲得した。
「大人ポートレート写真」として出品した作品『住職』。「地元に貢献している方をもっと知ってほしい」との思いから、中野さんが長津田にある寺院の住職に協力を打診し、2023年に撮影したという。
「人物の良さを引き立たせることを大切にして撮影している」という中野さん。寺院の中を入念に下見して撮影場所を決定した。
穏やかに微笑む人物だけでなく、背景の掛け軸も写す構図にすることで、作品に奥行きが生まれるよう趣向を凝らした。また撮影時、人物をくっきりと写す一方、掛け軸については「絶妙なぼけ具合になるよう焦点を工夫した」という。その後、写真展を開催してこの作品を展示。多くの来場者の注目を集めた。
近年、毎年同コンテストに応募している中野さん。幾度も入賞してきたが、上位入賞は今回が初となった。「上位入賞をずっと夢見ていた。今回の写真は自信があったので、審査結果を知ったとき、とてもうれしかった」と喜びを語った。
にじみ出る信頼関係
今年の栄誉はこれだけにとどまらず「第35回関東写真館大賞」では「第1部 営業写真」に出品した作品『ポートレート』が部門1位を獲得。さらに全部門の応募作890点のうち、唯一選ばれる文部科学大臣奨励賞も受賞した。中野さんの同奨励賞獲得は通算3度目となった。
今回の被写体は、中野さんの父が撮影したことがある男性だという。「この方が来店した時のすごく格好良い雰囲気を生かしたい」と考えた中野さん。対話を深めながら、にこっと笑った瞬間に撮り、モノクロ写真にして出品した。
審査の結果、同作品は「リラックスした表情を引き出せている」「互いの信頼関係の良さが伝わってくる」と高く評価されたという。
今後について中野さんは「全国レベルのコンテストでもトップを目指したい」と意欲を示した。
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