緑区 社会
公開日:2025.11.20
「みどりーむ」の子育て講座
大学生2人が初の運営委
若い感性 地域の力に
市民と協働でさまざまな講座を企画・開催している「みどりーむ」(中山4の36の20)で今年度、子育て講座運営委員会に大学生2人が加入し、世代を超えた対話が展開されている。みどりーむによると、大学生が講座運営委員になったのは初めて。
試行錯誤で深める学び
同委員会は例年4、5人で構成。月1、2回ほど集まり、子育て講座の企画や準備などを進めているという。加入した学生は、同委員会代表の森田文子さんの娘で東京学芸大学1年の森田愛乃さん(緑区在住)と、青山学院大学2年の石吾奏子さん(川崎市在住)。2人は高校で出会い、友情を育んだ同級生同士だ。
大学で教育支援などを学んでいる森田さんが自宅で母の仕事を手伝ううち、次第に運営委員会への関心が高まり、参加を志願。大の仲良しの石吾さんを誘い、共に6月から委員として活動している。
委員となり「議事録の作成のほか会議日程調整などの難しさも感じた」と森田さん、「行政の仕組みを実感することが多い」と石吾さん。試行錯誤を重ねながら学びを深めている。
チラシ製作も経験
大学生2人、40代2人、70代1人からなる委員が企画した「知ることから始まる子育て講座」(全3回)が11月29日(土)からスタートする。1回目は「小学生のスタディスキル 楽しい学校生活を過ごすために」と題してみどりーむで開催。講師に、元お茶の水女子大学教授の安藤壽子さんを招き、子どもの気になる行動などについて考える。午後1時30分から3時30分まで。参加無料。申込締切は11月26日(水)。申込は二次元コードから。
講座のタイトルは委員全員で候補を出し合った中、森田愛乃さんの案が採用された。森田さんは1回目の講座のチラシのデザインも担当した。
2、3回目の講座は「親子で学ぼう性の話」と題し、来年2月28日(土)と3月1日(日)に主にオンラインで開催。助産師らが講師となり、「命の誕生」や「自分を性被害から守るために」などについて発信する。2、3回目の講座のチラシ製作は石吾さんが担当している。(問)みどりーむ【電話】045・938・0631
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