夏を前に注意したい食中毒。特に現在、全国的に発生件数が多いのが「カンピロバクター・ジェジュニ」(注)。港北区内でも2007年以来7年連続で発生しており、区としても予防・啓発に力を入れていく方針だ。
横浜市内全体のカンピロバクターによる食中毒件数が年に5〜7件ほどであるのに対し、区内ではそのうち1〜2件が7年連続で発生しており、区としても歯止めを掛けたい現状だ。今年の4月にもすでに2件発生。1件は飲食店で起き、もう1件の発生場所は不明となっている。
カンピロバクターの主な原因は飲食店で提供される鶏の刺身や生レバーなど。区は推測として、「人口が市内最多であり、新横浜を始め、綱島、日吉など人が多く集まる駅前を中心に飲食店舗数が多いことが理由として考えられる」と分析。区は、市内の食中毒予防・対策事業を定める食品衛生監視指導計画をもとに、過去食肉を生で提供していた飲食店には引き続き提供していないことの確認を、一般の食肉販売店や飲食店には十分な加熱や汚染の防止を指導しているという。
一般消費者へもチラシやキャンペーンなどを通じて、生肉を食べることの危険性を啓発。「家庭での十分な加熱はもちろん、飲食店で生肉を出してほしいと要求することも止めてもらうように呼び掛けている」と区は話す。
増殖防ぐ保管を
高温多湿な夏場はカンピロバクター以外にも、大腸菌やぶどう球菌などの食中毒も増えてくる季節。区は、外出先での弁当や、バーベキューなどでの食材の保管方法などに注意し、菌の増殖を防ぐことが必要と注意喚起をする。
港北区医師会の内藤英二会長によると「十分な加熱処理をするほか、食肉に触れた調理器具は、使用後洗浄・殺菌して、手指の洗浄を徹底することが感染しないために重要」と話す。
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