今年活動20周年になる「鯛ヶ崎公園プレイパーク」に立ち上げから関わってきた 山口 園子さん 日吉本町在住 66歳
子どもの遊ぶ力を信じる
○…毎回、多くの人が集まり、地域の交流場である鯛ヶ崎公園プレイパークは今年20周年を迎えた。プレイパークとは、自分の責任で自由に遊ぶことを促す活動。開催日にはプレイリーダーが配置され、ノコギリや火などを使った遊びも行える。最近は昔遊んだ人が自分の子どもを連れて、利用することも。「幼かった子たちが就職して、立派になっていく姿は嬉しい」と顔をほころばせる。
〇…長く日吉本町に住む中で遊びの環境が変わっていくのを感じていた。「車も増え、不審者が出るなど、子どもだけで遊ぶことができなくなってしまった」。自身も子どもを育てる中で、母親たちに呼びかけ、自主保育のサークルを作った。近くの森で地域の人たちと月1回遊ぶように。その後、場所を鯛ヶ崎公園に移し、プレイパークとして立ち上げた。9年前に管理運営委員会を作り、行政から支援を受けるようになった。「やっていることは変わりませんが、子どもと一緒に活動も成長していきました」。市内に22あるプレイパークの中でも、月16回以上開催するのは3カ所のみ。「特別なイベントではなくて、『またあした』っていえるような日常的なものにしたかったんです」
〇…地域との関わりもさらに深くなっている。「自分でも想像もしない企画ができるようになってきました」。先月、行われた「森の演奏会」では、園内でとった竹を使って楽器を作り、演奏を行った。日吉台中学校の校長先生がギター、高田東小学校の副校長先生も進行で参加するなど大賑わい。「いつもの先生とは違う姿に子どもたちもすごく楽しそうでした」と話す。
〇…「子どもはいつの時代も何も変わりません。遊ぶ力をもっている」。力の範囲でできる精一杯のことをさせることで自主的に育っていくと考えている。「好きでやっているだけなのに、お世話になったといってくれる人たちがいる。やめられないです」
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