プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日に都内で行われ、慶応大学野球部4年の加藤拓也投手(法学部)が広島東洋カープに1位指名された。加藤選手は「チームの優勝に貢献したい」と話した。
加藤選手はドラフト会議当日、日吉キャンパス内で同部の大久保秀昭監督と共に会議のテレビ中継を見守った。冒頭では緊張ぎみで乾いた喉を潤す仕草も見られたが、広島から自身への指名が画面に映し出されると、一転表情は和らぎ、大久保監督と固い握手を交わした。
その後に行われた記者会見では「1位で名前が呼ばれるとは考えていなかったのでびっくり。評価していただいた事は嬉しい。プロの世界で自分のレベルがどの程度通用するのか分からないが、チームの優勝に貢献したい」と話し、プロ1年目の目標を”結果”と色紙にしたためた。
また大久保監督は「今年のセ・リーグを制したチームから評価されたことは良かった。将来的には黒田選手の位置に近づける選手に成長してほしい」と激励した。
いくつかの転機
小学1年から野球を始めた加藤選手は東京都出身。175cm・90kgとがっちりとした体形から繰り出す最速153Kmのストレートと気迫溢れるプレーが特徴だ。9月に行われた東京六大学リーグの東大戦ではノーヒットノーランを達成している。
これまでの野球人生の中で「いくつかの転機があった」と話す。慶応高校野球部に入り、肩の強さを買われて中学までの捕手から投手に転向している。3年春の大会からエースナンバーを獲得し、夏の大会県ベスト8に貢献した。大学進学後は1年春のリーグ戦から出場。デビュー戦で147Kmを計測し、初先発となった立教大戦で150Kmをマークした。「投手への転向、そして150Kmが出るようになったことが転機になった」。その頃からプロの世界を意識するようになった。
同大のキャンパスがある地元日吉地区連合町内会・小島清会長は「翌日の紙面で広島からの1位指名を知った。加藤選手がプロで登板する試合には足を運びたい」と話した。
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