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港北区版 公開:2017年3月9日 エリアトップへ

城郭復元マイスターとして港北図書館で城のジオラマを展示する 二宮 博志さん 東京都在住 48歳

公開:2017年3月9日

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「お城の面白さ」伝えたい

 ○…「天守閣がお城だと思われがちだけど、本当は堀や川など地形すべてのことをお城というんです」。城郭復元マイスターとしてテレビ出演なども果たし、各種メディアで活躍している。現在は港北図書館で「城ラマ」と呼ばれる城のジオラマの展示会を開催。小机城などを地形から復元し、城の面白さを伝える。自身が代表を務めるパートナー産業株式会社では城ラマの販売も。「地形も含めたお城を楽しんでもらいたい」

 ○…城ラマづくりのきっかけは、主にプラスチック製品の製造を行う、自社の社内ベンチャーを模索していたとき。「思い入れがないと続かない。そこでお城を思いついた」と当時を振り返る。リレーの選抜選手に選ばれるなど活発だった少年時代。自国の城自慢をする祖母の影響で無類の城好きに。「おばあちゃんを喜ばせるために城の専門誌なんかも読んだ」とほほ笑む。その後、車の免許を取り全国各地に赴く中で「城の本質は戦い。地形から築城者の思いなどを想像する」という持論を確立させていった。

 ○…趣味は旅で、休日は温泉で疲れを取る。おすすめは「熊本のとろっとろのお湯」と頬をほころばせる。毎年3人の子どもを連れた家族旅行も欠かさず、息子のためにスキー旅行にも行くなど、子どもの目線も忘れない父親だ。一方で、城巡りは一人だけ、もしくは仲間と楽しんでいる。「山奥にまで行くから、家族をげんなりさせちゃう」

 ○…市が交付するものづくり支援の補助金制度の申請も行っており、その結果が3月に分かるという。小机城を舞台にしたアプリの作成もこの2月に完成させた。「横浜にはお城がたくさんある。それを知ってもらいたい」。今後は「城ラマ」というブランドを育てていきたいと静かに語る。「プラスチックにこだわらずに、生活に密着していくようなものができれば面白いな」。城の魅力を伝える旅路は、これからも続いていく。

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