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港北区版 公開:2017年7月20日 エリアトップへ

港北の福祉を考えるイベント港福一夜城で「移動」について語る 大野 慶太さん 青葉区在住 40歳

公開:2017年7月20日

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快適な「移動」を届けたい

 ○…「高齢者、障がい者、子育て世代などの人々に、もっと外出を楽しんでほしい」。そうした思いをタクシー業界の一員としてどう具現化していくのか、「港福一夜城」で伝えたいという。老人ホームや障害者施設、子育て支援拠点などの施設はあっても、移動手段が盲点になっているという課題。生活の質向上のために要となる”移動”をより快適にするため、東宝タクシー(株)の社長はまい進する。

 ○…祖父と父が守り継いできた「東宝タクシー株式会社」に専務として入社したのは9年前。その頃から新たに始めたのが「子育てタクシー」だ。2年前からはNPO法人びーのびーのとも連携し、子育て世代を知るための社内研修など積極的に行っている。さらに高齢者や障害者にも着眼し、UD(ユニバーサルデザイン)にも着目。「タクシーにできることはまだまだある。地元密着の企業として、地域の見守りや街づくりなどあらゆることに携わっていかなくては」と語る。

 ○…日吉出身、青葉区育ち。小学生の頃に目覚めたクラシック音楽熱は、今でも健在。休日は東京グリーン交響楽団のホルン奏者に。「ドラクエの音楽知ってます?冒頭がホルンで始まるんですよ。その音になんだか惹かれて。もう運命ですよね」とホルン愛は少年時代から。大倉山記念館でホルンのアンサンブルを披露したことも。筋金入りのクラシックオタクと自称するほどのめり込み、東京大学美学芸術学科に入学すると、指揮者カラヤンについて研究。「指揮者に憧れた少年時代もありましたね。カラヤンについては死ぬほど詳しいです」と笑う。

 ○…県タクシー協会横浜支部の副支部長や全国子育てタクシー協会副会長なども務め、あらゆる会合に足を運ぶ。タクシー業界のことのみならず、様々な知識を吸収し続けている。「支援事業はみんなでやらなければ意味がない。新鮮な目線を届け、自らタクシー業界に拡大していきたいです」

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