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デジタルアーツ専門校生 セーリングのゲーム開発 東京五輪に向け競技PR

社会

掲載号:2018年10月4日号

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ゲームをアピールするプロジェクトメンバー
ゲームをアピールするプロジェクトメンバー

 新横浜にある横浜デジタルアーツ専門学校の学生が、東京五輪の種目で、江ノ島を会場とするセーリング競技の認知拡大を図ろうと、スマートフォン用ゲームを開発した。より多くの人に楽しんでもらうため、2020年まで改善を重ねていくという。

 セーリングは風の揚力を動力とし、ヨットで海面を滑走する速さ、技術を競う競技。

 同専門学校を運営する学校法人岩崎学園は、神奈川県の活動に連携・協力する包括協定を県と締結しており、今回の取組みは、その一環となる。

 ゲーム開発に携わったのは、高津優太さん(ゲーム科3年)を2代目リーダーとするセーリング周知プロジェクトの10人。CG動画を制作するなど、先行して競技のPR活動を行っていたCG科とゲーム科が共同で進めてきたプロジェクトでは、先輩から知識を得、「多くの人に楽しんでもらえるように」(高津さん)と、スマートフォンで遊べるゲームの開発を決めた。

 およそ1年半をかけて制作したセーリングゲーム「Wind(ウィンド)Racer(レーサー)」では、プレイヤーは登場する4艇のうちの1艇を操作し、海面に設置されたブイを回りフィニッシュすることで着順を競う。

 追求したのはシンプルな操作性。自艇はスマートフォンを傾ける、あるいは画面をなぞることでコントロールし、簡単な操作で競技がどのようなものか体験できる仕様になっている。コースは、実際に競技で使われたものを再現した。

 9月16日の江ノ島でのイベントに合わせて行われたお披露目で、同専門学校のブースに集まったのは約800人。関係者や親子連れなど36組がゲームでセーリングを体験し、夢中になる子どもの姿も見られた。

 「経験不足を感じたこともあったが、やっとここまできた」と話すのはリーダーの高津さん。卒業後はゲームの改良を託すことになる後輩に「流れに乗って完成させ、セーリングをより広く周知してもらいたい」とエールを送ると、ゲーム科2年の槌田駿さんは、「先輩から学んだ知識で(ゲームを)アップデートさせ、先輩を超えたい」と力強く応じた。

 今回リリースされたのはアイフォン版で、アンドロイド版は現在、制作中。今後はスマートフォン同士で対戦できるよう改良していくという。9月25日現在のダウンロード数は約100件。ダウンロード(無料)は、「App Store」から「Wind Racer」で検索。

 専門教員の高原誠さんは「ノウハウがない中でのゼロからの制作。この経験は将来きっと役立つはず」と話していた。

実際のゲーム画面(4艇で順位を競う)
実際のゲーム画面(4艇で順位を競う)

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