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公開日:2026.05.14

oe!yokohama 「綱島の生き物」図鑑を寄贈|地元小学校などに3千部配布

  • 「つなしま川辺の生きものずかん」を土井校長(左から2番目)へ手渡す高校生スタッフ(同3番目)とプロジェクトのメンバーたち

    「つなしま川辺の生きものずかん」を土井校長(左から2番目)へ手渡す高校生スタッフ(同3番目)とプロジェクトのメンバーたち

  • 「つなしま川辺の生きものずかん」の一部

    「つなしま川辺の生きものずかん」の一部

 綱島の自然や生き物を紹介するハンドブック「つなしま川辺の生きものずかん」が制作され、4月30日に地元小学校などへ贈呈された。制作したのは、不登校傾向にある子どもたちの社会体験を支援する市民団体「OE!yokohama」。当日は綱島東小学校で贈呈の場が設けられ、関係者が3年間の制作期間を経て完成した図鑑に込めた思いを語った。

独自の制作手法

 図鑑の核となる写真は、同団体に参加する高校生スタッフが3年間にわたり撮影した膨大な枚数の素材から厳選された。同スタッフは「撮りためた写真が多くて、セレクトするのが大変だった」と、数十万枚に及ぶ素材から地元の生き物を絞り込む苦労を明かした。同団体代表の末兼めぐみさんは、好きなことを通じて自信を育んでほしいとの願いから活動を支えてきた経緯を振り返り、「好きなところから自信を育てていくしかないと思った」と語る。また、今作は専用の編集ソフトではなく、子どもたちにとっても身近なパワーポイントを用いて制作された。末兼さんは、データさえあれば編集が可能である点に触れ、「この図鑑を土台として、今度は子どもたちが自分たちの手で"校庭の生き物図鑑"などを作るきっかけになれば」との期待も寄せている。

地域連携の輪

 地域との強い結びつきも、今作の大きな特徴だ。スタンプラリーのページには、綱島地区連合自治会らの協力により、地元商店街のイベントや夏祭り、盆踊りなどがラインアップされている。同連合自治会の猿渡功副会長は「単発のイベントだけでなく、年間を通して子どもたちに関われる事業が意外になかった。形にできてよかった」と語る。コロナ禍を経て希薄になった地域間のつながりを再び編み直したいという願いもあり、自治会と連携した"地域のチカラ応援事業"として今回の配布が実現した。

 贈呈を受けた綱島東小学校の土井純校長は、子どもたちが身近な自然に触れる意義を強調した。「一般的な出版物と、自分たちの住む街の生き物が載っている図鑑は愛着が全然違う。『本当だ』というところから物事を考えていくきっかけになる」と期待を寄せる。さらに、身近な先輩である高校生が自らの興味を極めて形にした姿についても「高校生の見事なロールモデル。やりたいと思う子が校内にもいっぱいいるはず」と称賛した。

 図鑑は計3000部が印刷され、綱島東、綱島、北綱島の各小学校と、北綱島特別支援学校、保育園の全児童らに配布された。末兼さんは「遠くに行かなくてもちゃんと自然が広がっている。図鑑とリアルが一致した時のアドレナリンを体験してほしい」と、次代を担う子どもたちへ期待を込めた。図鑑の一部は区役所や地区センターなどの公共施設にも配架され、広く区民へ提供される予定だ。

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