港北高校放送部(生田久志顧問)は、港北警察署の要請を受け、港北区内で急増する詐欺の防止を訴えるために同署が流す電話保留音の録音に臨んだ。参加した茂木愛里さん(3年)は、「私たちの声で詐欺に騙される人が減れば嬉しい」と話した。
港北警察署の発表によると、今年の管内での特殊詐欺の発生件数は54件、被害総額は9500万円(10月28日現在)。ここ1カ月で急増している。県下では2200件、39億1300万円。
特殊詐欺とは、オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺を指す。最近急増する手口は、警察や家電量販店店主を装い「キャッシュカードの情報が漏れている、再発行するために暗証番号を教えて」等と語るもの。「どんな立場であっても暗証番号を聞き出すことはない、それは詐欺です」と港北警察署生活安全課防犯少年係の櫻井光治警部補は話す。
依頼受け快諾
今回録音に協力したのは港北高校放送部の3人。詐欺件数の急増に「警察だけでは防ぐことができない、みんなの協力をいただきたい」との依頼に応じた。生田顧問は「電話口で話すように丁寧に」とアドバイス。録音後警察署の担当者は思わず拍手し、「素晴らしい」と称賛した。
依頼を受けた際は一様に驚いたという部員ら。当日は、7人の部員から3人が選ばれ録音に臨んだ。藤代郁乃さん(2年)は「私でいいのかなと思ったが自分らしく伝えられた」と満足な表情を見せた。以前も区役所の宣伝カーに声の協力をしたことのある池田倫奈さん(2年)は「前回よりも成長した自分で臨めた」と振り返った。
当日録音された音声は11月より、港北警察署に電話をした際の保留音として活用される。
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