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街カフェ大倉山ミエル 人と人つなぎ10年 多世代交流の場、創出

社会

掲載号:2020年4月2日号

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平日の昼、大倉山ミエルで過ごす親子連れ
平日の昼、大倉山ミエルで過ごす親子連れ

 大倉山で多世代が集う場づくりを行うNPO法人街カフェ 大倉山ミエル(大倉山4の36の26/鈴木智香子理事長)は、活動10年目を迎えている。運営する同名の施設は幼児から年配者まで、地域にとっての交流の場。鈴木理事長は「他団体とももっと連携していきたい」と、先々を見据える。

 街カフェ 大倉山ミエル(以下、ミエル)は2010年、地元商店街の養蜂事業、大倉山はちみつプロジェクトのアンテナショップとして鈴木理事長を含む大倉山在住の女性5人で発足された。そこでは地域限定ブランドのはちみつの販売や、はちみつを使った飲食物を提供しながら、多世代が気軽に集まり、交流できる街カフェとして営業を始めたという。

 当初の所在地は大倉山2丁目。その後、大豆戸町の港北区役所付近、大倉山7丁目への移転を経て、18年9月から現在の場所で地域の人たちを迎えている。NPO法人を立ち上げたのは11年。現在は約10人で運営する。

様々な形で迎え入れ

 「街の広場」を目指すミエルでは各種講座やコンサート、食堂、ワンデイカフェなどが開催されている。

 横浜市介護予防・⽣活⽀援サービス補助事業として行うシニアサロン、おでかけミエルは週2回開催。「お出かけしてミエルに集まろう」という取組みへの参加費は、ランチと飲み物、おやつがついて500円。65歳〜90歳代までの利用者10〜15人が集い、おしゃべりや体操をして過ごす。

 他団体と共催する大倉山みんなの食堂は大人500円、子ども100円。予約でいっぱいの人気企画は、主に一人暮らしのシニア層や保育園、学童帰りの親子らが利用する。その他、認知症カフェや野菜の直売等も行っている。各企画のスケジュールはミエル【電話】045・717・6778へ。

 カフェメニューはドリンク300円等。平日の昼間には多くの子育て世代の親子が足を運び、育児の話題で盛り上がることも。時に子育ての悩みや相談の内容に話が及ぶが、自身も2人の子を育て上げた鈴木理事長は、近くで子どもを抱っこしたり、一緒に遊んだり――。そんな距離感を保っている。

 子育てをする親同士の交流の中から生まれたイベントも多数。利用者らが講師を手配し、料理やパン教室等が企画されてきた。「(イベントが)だんだん増えてきて、予定表にないものもある」と鈴木理事長。そんな新たな場の創出も願いの一つだ。

 最近では、育休中にミエルを利用するようになり、職場に復帰後も「ミエルとつながっていたい」と言う人が増えたという。「防災面での(共助等への)関心の高まりや地域の絆づくりの大切さが見直されてきたこともあるのでは」と鈴木理事長は話す。

「ずっとこのままで」

 大倉山在住の西川綾奈さんは3人の子育て中。現在は育休中で、長男、次男がそれぞれ小学校、保育園に行っている間、1歳の長女、衣織ちゃんとほぼ毎日ミエルを訪れる。およそ1年半前にミエルに通い始め、仲間も増えたことから今ではイベントを企画する側に。「同じ境遇のママも多い。(ミエルには)ずっとこのままであってほしい」と期待を込める。

 「ミエルの運営を通して、いろいろな機会を与えてもらった」と地域や利用者に感謝する鈴木理事長。「他団体との連携も含め、人と人とのつながりを広げていけたら」と今後の抱負を語った。
 

鈴木理事長(大倉山ミエルの前で)
鈴木理事長(大倉山ミエルの前で)

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