高吉橋
生徒が橋名板を揮毫
高田中・新田中生が活躍

　現在整備中の都市計画道路・宮内新横浜線。同道路において、早淵川両岸の地域を結ぶ橋梁が、今年３月に竣工した３つの橋からなる「高吉橋（たかよしはし）」だ。それに合わせて、橋近隣の高田中学校と新田中学校の生徒12人が、橋の名前や竣工日、河川名などを示す”橋名板”の揮毫を担当した。

　６月26日には、高田中学校で感謝状の贈呈式が行われ、港北土木事務所の加藤日出美副所長から、感謝状と実際の橋名板を模した文鎮が生徒たちに贈られた＝写真。「橋名板はこれから何十年と飾られるもの。将来、子どもができた時には、自分が書いたと見せてあげてほしい」と加藤副所長。

　”たかよしはし”の文字を書いた横山更さんは「ひらがなを書く機会は少ないので難しかったが、うまくできてよかった」と振り返った。また”高吉北橋”を担当した大西健士郎さんは「自分の書いた字が橋に飾られるのは驚きと同時に嬉しい」、両親の敬二さん・伸江さんは「書道教室で頑張って練習していた。完成した日に家族で見に行き写真を撮った」と笑顔を見せた。

　同校の横田由美子校長は、「橋が架かるタイミングだからこそ経験できたこと。生徒たちにとって貴重な体験になったのでは」と語った。また、橋や道路の整備に携わった株式会社大勝の林大樹主任は「学生と協力するのは初めてのこと。地元の子どもたちに書いてもらえたことで、高吉橋をより身近に感じてもらえるのではないか」と期待を寄せた。

　揮毫者一覧（敬称略／学年は３月時点のもの）

【高田中学校】

森久保凜（２年）相沢真央（３年）山内多恵（１年）大西健士郎（１年）横山更（２年）坂本綾香（２年）

【新田中学校】

冨島友里（２年）井上絢葉（１年）毛利乃々香（３年）岸本佳璃（３年）東綾乃（３年）寺下凜（２年）