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港北区 文化

公開日:2026.10.19

【港北区・大豆戸町】医師兼画家のてしましゅんさん|14年間の睡眠記録から「心のセルフケア」本を出版

  • てしまさんが手がけた挿絵も見どころの同書

    てしまさんが手がけた挿絵も見どころの同書

  • 本の表紙

    本の表紙

 大豆戸町在住の医師で画家のてしましゅんさん(46)が10月8日、自身の心の不調からの回復の歩みと14年間の記録をまとめた書籍『図解 こころのセルフケア:睡眠表を用いたリカバリーの軌跡』(鳥影社)を出版した。医師と当事者双方の視点から、実践的なセルフケアと予防の重要性を伝えている。

 大豆戸小、大綱中の出身で、9月には大倉山記念館で絵画の個展を開いたてしまさん。現在は老年期内科の医師として地域医療に携わるが、過去に自らも心の不調を経験した。初期研修医時代の2012年から主治医の助言で毎日の「睡眠日誌」を記録し始めた。

14年間の記録

 睡眠日誌には、就寝・起床時間や服薬、心のバロメーター、活動量、1行の考察をノートに記して健康状態を可視化してきた。継続は14年目、34冊に及ぶ。てしまさんは「薄皮を1枚ずつ剥ぐように回復してきた。生活の出来事を1つの軸に並べて振り返ることが、不調と向き合う手がかりになった」と語る。

 同書について、てしまさんは「親しみやすさにもこだわり、当時のエピソードをはじめ、表紙や挿絵のイラスト、図表も自ら手がけた」と明かす。巻頭には主治医の文章、巻末には医療従事者向けの考察も盛り込んでいる。「病気が治るか治らないかの二元論ではなく、生涯かけて自分の心と付き合い、予防していく姿勢が大切」とし、「同じように悩む当事者や家族、医療従事者にも手に取ってもらい、前を向くヒントになれば」と話している。

 2420円(税込)。Amazonなどで購入可能。

 書籍に関する問い合わせは鳥影社【電話】0266・53・2903。

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