ホールの完成イメージ（横浜市提供）
港北区はこのほど、建設予定の区民文化センターについて実施設計を発表した。綱島の新駅整備を契機に、新駅直結の再開発ビル内に建設される。開館予定は２０２３年度。区内の新たな芸術活動の拠点、地域の交流の場として期待される。
相鉄・東急直通線の新駅整備による再開発が進む綱島地区。新たなまちづくりに合わせ、文化芸術活動の拠点として15年度に同施設建設の基本構想がまとめられた。その後、区民団体や有識者らからなる検討委員会で審議。「ハートでつながる わたしたちのまち」を基本理念に、実施設計が定まった。
施設は、新駅直結の再開発ビル内の４、５階に設けられる。４階には、可動式の間仕切りを備えたギャラリーや防音性のある大小３つの練習室、簡易的な発表会に使える約１００人収容の音楽ルーム等を整備。収容人数約４００人のホールは５階に。音楽や演劇、ダンスなど多様な演目に対応が可能で、親子室や車いす席も備えている。開演前や幕間の休憩で活用できるようカフェスペースも併設。また屋外からも見えるホワイエ部分は、区のシンボル・ハナミズキをイメージした桃色で彩られる予定だ。
港北区役所総務部区政推進課の岡村将志さんは「明るいイメージで整備した、多分野・多世代の交流の場にしたい。開館は先だが、その際はぜひ立ち寄ってほしい」と期待を口にした。
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