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港北区 トップニュース経済

公開日:2021.01.21

シェアオフィス
コロナ禍に区内で増加
個室型が好評

  • 「本屋の二階」コワーキングスペース

  • ワークスペース「pukuttoの2階」

 昨年からのコロナ禍で、港北区内でも増加傾向にあるのが「シェアオフィス(コワーキングスペース)」だ。もともと個人事業主などが利用するための新たなオフィス形態として広まってきたが、企業の在宅リモートワーク化が進むなか注目を集め、新規事業として行う企業も出てきている。緊急事態宣言下での利用状況などを取材した。



昨年続々OPEN



 妙蓮寺駅前にある石堂書店2階に昨年2月オープンしたコワーキング・シェアオフィスは「本屋の二階」。「地元で働く人を増やし、地域を活性化したい」という狙いで地元企業等により開設された場所だが、前回および今回の緊急事態宣言後には、都内への通勤者のリモートワーク利用が増大。オンライン会議など通話が必要な人には、専用個室も作った。個室型のシェアオフィスには、出版社の三輪舎(中岡祐介代表)が入居し、中岡さんが運営の中心を担う。感染対策としては、定員を半分の5人にし、換気や消毒なども徹底しているという。



 昨年11月には大倉山駅前にあるpukutto食堂の2階にコワーキングスペース「pukuttoの2階」がオープン。設計事務所のオフィスだった場所に空きスペースができたため、有効活用しようと形態を変えた。運営する(有)設計機構ワークスの清水千恵所長によれば「夫婦でリモートワークになり、仕事をしやすい環境を求めて来られる方も多い」という。現在3席だが通話は禁止している。今後、1日貸し切りで通話可能、食堂のランチ付で5千円というプランも始める予定だ。



 個室型オフィスのレンタル事業を10年以上手掛ける(株)加瀬倉庫(新横浜)でも昨年10月、菊名店を皮切りにシェアオフィス事業に進出した。特に個室型オフィスは稼働率も高く、シェアオフィスも使用者が増加。今は月単位利用のみだが、数時間だけ利用できるサービスも検討中だという。

 

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