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港北区版 公開:2025年5月22日 エリアトップへ

港北区運営方針 災害対応を強化 区民と協働、つながり深め

政治

公開:2025年5月22日

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災害対応を強化

 港北区はこのほど2025年度の区の運営方針を公表した。活気づくりや人と地域のつながりを掲げる基本目標は変わらず、防災・防犯、福祉・保健、地域活性化を三本柱に施策を進める。また「GREEN×EXPO 2027」開催に向けた企画にも取り組む。

 今年度の基本目標は「活気にあふれ、人が、地域がつながる『ふるさと港北』〜区民の皆様の安全・安心を守り、共にあゆむ区政〜」。人や企業、各団体がつながり、「住みたい・住み続けたい豊かさがあふれるまち」を目指し、目標達成に向けてさまざまな施策を進める。

安全、安心なまちに

 防災・防犯面では、昨年の能登半島地震を受けて刷新された「横浜市地震防災戦略」に則し、備蓄品を増強。区独自の取り組みとして非常用トイレパックや使用方法などをセットにした「トイレスターターキット」を区内の地域防災拠点全29カ所に配備する。また、水害リスク対策として、電柱に想定浸水深や避難場所を示す看板を設置する取り組み「まるごとまちごとハザードマップ」のエリアを拡大。今年度は日吉と大曽根地区に設置する予定。また子ども向け防災啓発リーフレットの作成や地域と連携した交通安全対策を進めるほか、公共インフラの維持管理、公衆衛生の維持などを通じて安全、安心なまちづくりを目指す。

子育て・高齢者支援

 「子育てしたいまち」の実感につながる子育て支援や、高齢者施策に取り組み、「地域で支えあう福祉・保健のまちづくり」を掲げる。4月から区役所内に「こども家庭センター」機能を設け、母子保健部門と児童福祉部門の連携をさらに深め、乳幼児期から学齢期の切れ目のない子育て支援を強化する。また、今年3月に横浜F・マリノスの全面協力のもと、将来介護が必要になる危険性が高い状態にある「フレイル」の予防を目的とした体操「港北MMダンス」の動画を作成。ダンスとフレイル予防を学び、周知する「港北MMマイスター」を募集し、より多くの区民への普及を図る。

ふるさと意識醸成

 地域コミュニティの要として、自治会・町内会の活動内容の案内チラシや加入促進グッズ、ICT化推進への支援を継続するほか、商店街の活性化、地域イベントの開催を通じて区民の「ふるさと」意識醸成も目指す。

 また、再来年に迫った「GREEN×EXPO 2027」を転換点とした「人と環境にやさしいグリーン社会の実現」をテーマに、開催への機運を高め、区民の行動変容につながる新たな企画にも取り組む。

 区では全13地区に地区担当制を敷き、各課題の把握や地域とのつながりを強化。「区民に寄り添う」「協働と共創」「チーム力で応える」を指針とした組織運営を示す。区政推進課の担当者は「地域の皆さんと連携しながら取り組みを進めていきたい。今年度も元気な港北区をつくっていく」と話している。

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