7月に行われた第44回神奈川県中学校選抜剣道大会で、市立都田中学校=池辺町=剣道部女子が団体優勝、個人でも櫻井陽奈子さん(3年)が優勝、渡部日向子さん(3年)が準優勝し、8月22日から秋田県で行われる第45回全国中学校剣道大会(全中)に出場する。
区の予選を勝ち抜いた32校が出場し、優勝校が全国に出場できる県選抜女子団体。思うような攻め方ができず苦戦する場面もあったが、決勝まで駒を進め、強豪・潮田中(鶴見区)を破って4年ぶり3回目の優勝を果たした。
決勝の大将戦で1本勝ちを決めた櫻井さんは「仲間の思いを背負って臨んだ。みんなの声援に乗って勝てた」と振り返った。
一方、個人戦は上位2人が全国に出場。都田中がこの枠を独占する形となった。櫻井さんと渡部さんは互いに決勝で戦うつもりで勝ち上がっていたという。普段はともに練習に励む仲間でも、この時は敵同士。勝負は返し胴を決めた櫻井さんに軍配が上がったが、「全力で戦えて楽しかった」と2人は笑顔で話した。
強い精神力で
全中は22日から3日間にわたり秋田県で開催される。安藤守顧問によると、毎週末の遠征などで経験を積んできた成果が出ており、部員たちの調子は上々とのこと。課題は「やりにくい相手とどう戦うか」だと渡部さん。強豪ぞろいの全国ではどんな相手でも動揺しない精神力が重要だという。また、普段対戦する機会の少ない九州勢と戦えるのが楽しみでもあるが、「体格のいい九州の選手たちに押し負けないよう攻めていきたい」と抱負を語った。
調整をしていきながら本番に備え、チーム一丸となって戦い団体、個人ともに悲願の全国1位を目指す。
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