都筑区版 掲載号:2018年6月14日号
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青葉区在住・高見泰地さん 将棋 叡王戦で初タイトル

文化

対局を振り返る高見叡王
対局を振り返る高見叡王
 将棋の第3期叡王戦(ドワンゴ主催)決勝七番勝負の第4局が5月26日、群馬県の富岡製糸場で行われ、青葉区在住の高見泰地(たいち)六段(同日付で七段に昇段・24)が金井恒太六段を4連勝で破り、初タイトル「叡王(えいおう)」を獲得した。

 今回新たに、竜王戦や名人戦と並ぶ8大タイトルの1つになった叡王戦。段位別予選を経て、本戦トーナメントを勝ち抜いた2人が決勝七番勝負に臨み、4勝した棋士が「叡王」の称号を獲得する。予選は昨年6月から実施され、約160人が頂点を競った。

 「半年間、タイトルを目標にやってきた」という高見叡王。タイトル戦は初めてだが、本戦トーナメントでは渡辺明棋王など強豪棋士を相手に勝利。「先生方に勝ったからこそ、自分がタイトルを取らなければ申し訳ない。勝たないと」

「苦しかった」

 4月中旬からの七番勝負は第4局まで、1局ごとに2週間の間隔が空く。長丁場の戦いにモチベーション維持の大変さを思い知ったという。第3局では、同じ局面が繰り返される千日手が成立、指し直しに。「苦しかったが勝負の流れがこちらに来て、うまく勝つことが出来た」。臨んだ第4局でも勝利し、4連勝で叡王の座をつかんだ。「終盤で自分の方が持ち時間が残るように戦った。難しい局面は何度もあったが、気持ちを強く持つことができた」と振り返る。

高3でプロに

 田奈小学校出身。高校3年でプロ棋士になった。幼稚園のときにボードゲームの将棋に出合うと、小学生から都内の将棋教室に通うほどのめりこんだ。「自分より強い同級生のライバルに勝とうと強くなると、その間に相手もまた強くなっている。終わりも答えもないその繰り返しが奥深く、おもしろかった」

 地元では、同じ青葉区出身の森内俊之九段が設立した青葉将棋クラブ(田奈町)にもよく顔を出すという。「地元で将棋を楽しむというのは嬉しいですね」

 次の目標は、1年後のタイトル防衛、そして複数タイトルの獲得。「今後は『強い相手だからしょうがない』は通用しない。どんな人とも恥じない勝負ができれば」

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