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”都筑医療の礎”築いた父 地域と共に成長し33年――。
川和町の小高い丘にたたずむ医療法人社団 若葉会「つづき病院」、「介護老人保健施設 若葉が丘」、「つづき訪問看護ステーション」・「居宅介護支援事業所 わかば」。これらの施設、実は初代都筑区医師会会長の中野雄二理事長が全て運営していることをご存じだろうか。地域に根差した医療・介護サービスを展開し続ける中野理事長を取材した。
「一人ひとりの患者をじっくり診察できる地域医療のための病院を作りたい」と1985年、「つづき病院」を開院させた中野理事長。患者の声を真摯に受け止めながら成長を遂げ、住民たちの心を支える同院には現在、たくさんの高齢者が足を運んでいる。
先人の熱い思い
94年に港北・緑の2区から分区し、都筑区が誕生。第三京浜道路都筑インターチェンジが開設した翌95年には都筑区医師会が発足し、中野理事長が会長として舵を取った。「新しい区の誕生に、皆が頑張らないといけないという共通の熱い思いがあった」と中野理事長。当初、会員56人で日曜祭日、盆暮れ正月の休日急患診療所を2人体制で回すのは「体力的にも大変だった」と振り返る。
区医師会には現在、200人以上の医師が在籍し、区民の健康を守るだけではなく、災害時の医療体制や地域包括ケアシステムの構築などにも注力している。
ここまで”都筑医療”が発展してこられたのは、中野理事長含む先人たちが、「患者を診ることと同時に、区づくりのためにできるだけの努力しよう」と尽力してきた、たまものに違いない。
明日への安心
「迫りくる高齢化社会に対応していかなくては」と、02年には「介護老人保健施設 若葉が丘」を開所。「明日への安心」をテーマとし、「具合が悪くなったら…」「少しでも健康を取り戻せたら…」といった不安を取り除き、利用者の精神的安定、家族の安心につなげている。
また「川和リハビリ教室」を定期的に開催。身体機能の回復・維持が必要な高齢者を対象に、区の保健師らと協力し、季節の行事を楽しみながら体を動かし、生活改善の助言や介助を行うなど、地域住民の心のケアにも役立っている。
そのほか、在宅高齢者の看護・介護活動を行う「つづき訪問看護ステーション」・「居宅介護支援事業所 わかば」を統括し、「責任を持って治療・看護・介護にあたる」ことをモットーに、地域の高齢者を支えている。
中野理事長は「医師として皆さまに分かっていただきたいのは、『人はいずれ歳を取り、亡くなる』ということです。残りの人生をできるだけ幸せに過ごすために、時間には限りがあるということを知ると、人生は変わっていくと思います」と穏やかに語る。地域社会に貢献する若葉はこれからも、成長を続けていく。
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