MM21街区NEWS 資生堂のオープンラボ始動 「美」の最先端を横浜から世界へ
化粧品大手(株)資生堂がこのほど、みなとみらい21地区の56街区の一角に「資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)」を建設し、4月13日にグローバル拠点となる研究所として開業した。
同施設は、地下1階から地上16階までの建物で1階〜2階は誰でも自由に入場可能なコミュニケーションエリアとなっている。1階は研究員と会話しながらオリジナル化粧品を利用できる「ビューティーバー」など美の複合体験ができるほか、2階は、研究所ならではの展示を通じ、最先端技術を知ることができる体験型ミュージアムだ。
環境性能で最高位
同施設はこのほど、横浜市が建物の環境性能の格付を行う「CASBEE横浜(横浜市建築物環境配慮評価)」認証制度で最高位の評価「Sランク」の認証を受けた。この制度は、2006年から環境配慮の取り組みを促進するために設けたもので、市が建築学分野などの有識者を集め、委員会を組織し、評価を行う。
みなとみらい21地区の建物でSランク認証を受けたのはみなとみらいグランドセントラルタワーなどを含め、今回で5施設となった。同社はCO2濃度とエネルギー消費状況をモニタリングし、省エネルギー化を図ることや外構部に緑豊かなコモンスペースを設置したことなどが評価された。
15日に行われた認証書の交付式では、同社の島谷庸一副社長らが出席し、市の黒田浩建築局長が認証書を手渡した。島谷副社長は「認証いただけて光栄。最先端の『美』の発信地として生活する方々と交流しながら、まちづくりにも貢献していきたい」と話した。
|
|
|
|
|
|