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公開日:2022.12.08

都筑区医師会
「死別後の悲しみ癒す場へ」
グリーフサポートの会発足

  • 深澤会長(右)と緩和ケア認定看護師の山本さん

 大切な人を失った人へ、日常の中で支援が受けられる場を――。都筑区医師会(深澤立会長)がこのほど、身近な人との死別を経験した人たちが集い、悲しさなどの思いを分かち合うグリーフサポートの会「ラナつづき」を立ち上げた。月1度の開催を続けていく。

 家族や友人など身近な人との死別で深い悲しみを抱える人に寄り添い、立ち直ることができるようにサポートする「グリーフケア」。

 都筑区医師会では横浜市のモデル事業として2018年に「グリーフケアを考える会」を発足。毎年、市内での講演会や研修会、遺族会を実施し、グリーフケアの普及・啓発に積極的に取り組んでいる。

 こうした経験を生かして「都筑区内でも遺族の人たちを日常の中でサポートができる場所を」と11月に立ち上げたのがグリーフサポートの会「ラナつづき」。毎月第2土曜日(午後2時〜4時)に開催している。医師や看護師に抱えている悩みを相談したり、参加者同士で思いを分かちあったりできる場所として運営していくという。

 中心となって活動する「深澤りつクリニック」の緩和ケア認定看護師、山本美和さんによると、家族同士では「心配をかけたくない」と相談できない人が多く「その分、心にストレスがかかり、家で一人で悲しんでいる人も多い」と話す。

 「気持ちを分かろうとしてくれる人がそばにいるだけでも心が楽になると思う。皆さんの心に寄り添えるような関わりをさせてもらえたら」と山本さん。

 都筑区医師会の深澤会長は「皆さんが気軽に悩みや悲しみを打ち明けられるような場所になれば。気兼ねなくいらしてください」と呼びかけている。

 「ラナつづき」(会場/茅ケ崎東2の12の26 リヴァージュA104)の参加申し込み、問い合わせは都筑区在宅医療相談室(【電話】045・910・6582)へ。

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