ミズユニティワールド世界大会2024でクイーンに輝いた 沢井 利江さん 都筑区在勤 42歳
歌声で照らすサーチライト
○…シンガーソングライター、ボイストレーナー、介護職の「三刀流」で充実した日々を送っていたが、コロナ禍でアーティスト活動の制限を余儀なくされた。「応援してくれている人たちに、挑戦する姿を届けられれば」との思いで気軽に参加したコンテストで「世界一」に。各国の多様なアイデンンティティに触れた世界大会で「刺激をもらえた。自分らしさ、日本人らしさを伝えることもできた」と自らの成長を喜び、笑顔で振り返った。
○…北海道の生まれ。小さい頃から音楽好きで5歳でピアノを習い、9歳でトロンボーンを始めた。元石川高校時代には個人で全国7位に入賞。しかし「自分より上手な人が6人もいる」方のショックが大きく、楽器を諦めてしまう。大学に進学するも身が入らず休みがちに。そんな時、一人のアーティストの姿に衝撃を受けた。「身体が楽器みたい」。広瀬香美さんだった。急いで購入したCDには広瀬さんが指導する音楽学校の告知があった。すぐに入学を決意。再び音楽の世界を目指す運命の出会いとなった。
○…大好きな祖母が認知症を患い、音楽活動と並行し、母と介護する日々がしばらく続いた。施設で看取った祖母のために「もっとできる事があったのでは」との後悔の念が、施設での慰問ライブや介護施設で働くきっかけになった。今では介護福祉士の資格を取るなど、音楽だけでなく全身で利用者に寄り添い、元気を届けている。
○…今週末からは全国8都市を巡るツアーが始まる。今年は『世界女王』の冠を引っ提げての凱旋ツアー。大会を全国に発信するアンバサダーとしての役割にも意気込む。「音楽に対する私なりの恩返しになれば」と秘めた思いを込めた。
新型コロナワクチン定期接種は2月28日で終了65歳以上等の方はお早めに接種をご検討ください。(3,000円、接種券不要) |
<PR>
|
<PR>