都筑区スポーツ推進委員連絡協議会の会長を務める 森 芳則さん 大丸在住 65歳
地域スポーツを陰で支える
○…スポーツ振興のために地域に根差した活動を行うスポーツ推進委員。都筑区の連絡協議会会長として１１５人の会員と協力し、グラウンドゴルフ大会などを主管し、区民まつりで軽スポーツのＰＲを展開する。横浜市の連絡協議会は全国最大。フルマラソンやトライアスロンなど大規模な大会の主催組織として名を連ね、ボランティアとして参加する。「皆が地域を盛り上げるために集まってくれるのが嬉しい」と我が事のように目尻を下げる。
○…スポーツ推進委員には、40歳の頃、地元の地区会長から請われてなった。以来、25年に渡り地域のスポーツ振興に尽力してきた。大会は土日の開催が多く、会合も平日昼間のため、「会社を半休したり、休日がつぶれたり、と家族、特に子どもたちには可哀そうな思いをさせたかも」と当時を振り返りしんみり。自身の経験を踏まえ、仕事を持つ会員には「家庭が大事。できる範囲で」と優しく諭す。
○…東京都の出身。スポーツは中学時代にサッカー部に所属。ディフェンダーとして中野区の大会などにも出場した。結婚を機に緑区に転居。親父サッカーのチームにも数年所属。「もう少し続けてもよかったかな」と苦笑い。推進委員になってから地域のスポーツクラブの活動をサポートできるアシスタントマネージャーの資格を取得。一貫してスポーツの現場を裏から支える役に徹している。
○…都筑区に転居当時はセンター南駅ができたばかり。「区役所もなく一面ススキだらけだった」と振り返る。スポーツ推進委員になり、「見知らぬ人から声を掛けられることが増えた。活動を通じ、地域の人との交流が増え、仲間が増えたことが大きな喜び」と満面の笑みを浮かべた。
