神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2015年1月15日号 エリアトップへ

横浜瀬谷ボーイズ出身の投手で、プロ野球・ソフトバンクへの入団が決まった 松本 裕樹さん 瀬谷区出身 18歳

掲載号:2015年1月15日号

  • LINE
  • hatena

全てが勝負、ただ無心で

 ○…「野球を始めた頃から、プロは目標で夢だった」。表情を変えず淡々と語る姿は、マウンド上と少しも変わらない。盛岡大附属高ではエース右腕として、最速150キロの速球と、抜群のコントロールを武器に活躍。堂々のドラフト1位指名でソフトバンク入団を決めた。「プロの世界でやれるのが楽しみ」。生まれ育った横浜から盛岡、そして福岡へ。新天地での挑戦に向け、胸が高鳴る。

 〇…野球との出合いは年中の頃、2歳上の兄に付いて参加した南瀬谷ライオンズの練習。テレビに映る、横浜高出身の松坂大輔投手に釘付けになった。「とにかく、すごく速い球だった」。中学で横浜瀬谷ボーイズに入団し、家とグラウンドを往復し続ける日々。「大変でも、ただやるだけ。1日ずつ目の前の練習に向かうのみ」。入団時からのメンバーが半減した14期生を引っ張り、新体制での初優勝に攻守で貢献した。

 〇…高校の進学先は、野球に打ち込める環境を求めて決断。「地元を離れることに抵抗はなかった。寮生活も、甘える環境がなくて良かった」。長靴を履いての雪上練習も想定内で、きついと感じたことはなかった。高校最後の夏、岩手大会決勝は「優勝すること、相手を倒すことにチーム全体で向かえた」印象深い一戦に。花巻東を逆転で下し、前年の雪辱を果たした。迎えた2年ぶりの甲子園。痛めた肘は万全な状態ではなかったが、「思い通りじゃなくても何かできる。集中して、やれることをやるだけ」。大舞台でも特別な意識や気負いはなく、打者をどう抑えるか考え続けた。

 〇…休日は何もせず体を休める時もあれば、走ってトレーニングする日も。「野球しかしてこなかった」。そんな18年間。この先10年、20年と長く続けられる選手が理想だ。子どもたちには、「夢は持ってもらいたい」と背中を押す。どんな言葉より、選手として活躍する姿、「プレーを見てもらいたい」。ぶれずに、走り続ける。

旭区・瀬谷区版の人物風土記最新6

寺澤 慶さん

左近山団地の学生団体「サコラボ」の代表を4月から務める

寺澤 慶さん

旭区左近山在住 22歳

4月18日

村田 浩一さん

25周年を迎えるよこはま動物園ズーラシアの園長を務める

村田 浩一さん

旭区上白根町在勤 71歳

4月11日

朝木 秀樹さん

横浜隼人中学・高等学校の校長に4月1日付けで就任した

朝木 秀樹さん

阿久和南在勤 61歳

4月4日

真山(さのやま) 英二さん

一般消費者向けのセミナー「失敗しない老人ホームの選び方」の講師を務めた

真山(さのやま) 英二さん

二俣川在住 50歳

3月28日

乾 充さん

4月1日付で横浜市旭区民文化センター・サンハートの館長に就任する

乾 充さん

二俣川在住 60歳

3月21日

志澤 希久子さん

古着や古布をリサイクルするファイバーリサイクルネットワークの副代表を務める

志澤 希久子さん

今宿在住 85歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook