旭区役所そばにある畠山重忠を祭る「首塚」でこのほど、旭区観光協会が進めてきた老朽化に伴う工事が完了。新しくなった祠(ほこら)で10月26日、山岸弘樹観光協会会長・権藤由紀子区長らが参列し、竣工式が行われた。
式では、重忠の霊が祭られている薬王寺の喜田孝彦住職が祈祷を行い、参列者が焼香を行った。山岸会長は「没後816年、重忠公の功績が称えられているのはすごいこと。このような竣工式を迎えられてよかった」と話し、喜田住職は「800年以上経っても供養される偉業をなすのはすばらしい。来年は慰霊祭も開催できれば」と思いを口にした。
来年1月からドラマも
重忠は、現在の埼玉県嵐山町に屋敷を構えていた鎌倉時代の武将。源頼朝の忠臣として活躍したが、幕府の権力争いに巻き込まれ、鎌倉へ向かう途中の鶴ヶ峰付近で討ち死にした。鶴ヶ峰周辺には「首塚」のほか、「畠山重忠公碑」「首洗い井戸」などの史跡が残っている。また、来年1月から始まる、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも重忠は登場。若手人気俳優の中川大志さんが演じることが発表されており、注目されている。
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