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公開日:2023.07.27

大竹風愛莉さん(万騎が原中3)
全国の舞台、2年連続
中学陸上女子100m

  • 全国を決めた大会の賞状を手に笑顔の大竹さん

  万騎が原中学校3年の大竹風愛莉(ふあり)さんが、7月17日に開催された全日本中学校通信陸上競技神奈川県大会の女子3年100mで、全国大会標準記録(12秒53)を上回り、2年連続となる全国大会出場を決めた。

周囲に感謝

 2年連続の全国大会出場決定に大竹さんは「嬉しすぎた」と笑顔を弾けさせた。また「周りで助けてくれた大勢の人たちに恩返しができた」と感謝の気持ちを口にした。

 出場までの道のりは決して平坦ではなかった。ダイエットによる筋肉量の落ち込みなどが原因で、4月の大会では13秒台の記録にとどまっていた。大竹さんは「陸上を辞めたくなった」と弱気になった当時の心境を振り返った。

 それでも家族や周囲による練習やメンタル面のケアのおかげもあり、筋力量も戻ると、記録も復調傾向に。

 ただ7月1、2日に三ッ沢公園陸上競技場で開催された神奈川県中学校選抜陸上競技大会では、予選で緊張しすぎ、決勝では向かい風に阻まれ、標準記録をクリアすることはできなかった。

 迎えた7月17日に開催された通信大会。会場のレモンガススタジアム平塚は「反発が強くもらえ、走りやすい」(大竹さん)トラック。昨年の同大会で12秒46の自己ベストを出した相性の良さから「リラックスして臨めた」と話す通り、予選で追い風参考記録ながら自己ベストを更新する12秒30を記録。「風は気にせず、タイムを出すことだけを考えた」決勝は、向かい風ながら隣のレーンを走った1位の選手に引っ張られる形でゴールに流れ込み、見事標準記録をクリアした。

ジュニア五輪も

 大竹さんの特長について、陸上部の吉田幸史顧問は「走りにバネがあり、地面からの反発をもらって走ることができる」と評する。2月に大阪で行われたU-16室内陸上では決勝に残るなど「特長が出ればポテンシャルはある」と期待を寄せる。

 全国大会は8月22日(火)から愛媛県総合運動公園陸上競技場で開催される。昨年は予選敗退で終わったが、今年は決勝進出に加え、自己ベスト更新、さらに10月に愛媛県で開催されるジュニア五輪に出場できる「12秒40」のクリアも目標にする。同大会を含めチャンスは残り3度。大竹さんは「ゴール前での倒れ込みをもっと早く」と明確な課題を口にした。

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