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公開日:2023.12.07

万騎中ボラ部
卒業生との"共作"で初入賞
手づくり紙芝居C(コンクール)

  • 賞状と作品を手に、(前列左から)麻場さん、白川千穂さん、加藤さん、遠藤菜々子さん、(後列左から)田地野郁花さん、遠藤沙希さん、金児玲以さん、梶原さん

 市立万騎が原中学校のボランティア部が「第23回手づくり紙芝居コンクール」で初入賞を飾った。11月26日には神奈川県立青少年センターで入賞作品の公開実演審査会が行われ、大勢の前で作品を初披露した。

「7度目の正直」

 紙芝居文化推進協議会が主催するコンクールには、ジュニアの部、一般の部にあわせて国内外から196点の応募があった。一般の部に応募した同校は、共催協力賞として神奈川県立青少年センター館長賞を受賞した。

 同校のボランティア部は創部約20年。現在の部員は13人。活動は、校内の行事を裏方で支えるための運営や備品の準備の他、手話や点字の習得、応急手当講習の受講など。顧問の川崎和子教諭によると、紙芝居は、近隣の保育園児への読み聞かせ用として年に1作を基本に作成しているもので、7年程前からコンクールへ出品しているという。

卒業生の想い結実

 今回入賞した作品「少女と一時の夢」は、夏休みに主人公の少女が、祖母がかつて見たという人魚の話を聞いた後、砂浜でゴミに絡まったカメを助けると、人魚が現れ、楽しいひと時を過ごすという物語。「ひと夏の出来事が短くまとまった内容。情景もきれいに描かれ紙芝居としてよくできた作品」との選評で、環境問題に着目した点も高評価を得た。

 作品のアイデアは、今年3月に卒業した部員らが考案したもの。時間的にコンクール出品に間に合わず、未完成のまま、後輩に託されていた。卒業生らと昨年一緒に作品に携わった梶原咲葵さん(2年)は、「先輩が考え、自分たちが完成させた作品が、入賞できてとても嬉しかった」と安堵の表情を浮かべた。26日の実演会で舞台に上がった麻場菜緒さん(1年)は「緊張しなかったけれど、表現が難しかった」と反省。加藤玖美佳さん(1年)は「緊張しすぎて、舞台を見る余裕がなかった」と振り返った。

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