日本の伝統的な遊び「鬼ごっこ」に統一のルールを設けた「スポーツ鬼ごっこ」。(一社)鬼ごっこ協会=東京・世田谷区=はこのほど、スポーツ鬼ごっこ日本代表チームを創設。旭区在住の坂庭誠さん(41)が、男子代表の一人に選出された。代表メンバーは今後、イベントなどを通じて、普及を目指す。
スポーツ鬼ごっこは、鬼ごっこを基に、同協会がルールを設定しスポーツとして発展させたもの。7人のチーム制で、制限時間内に相手陣地にある「宝」をとり、ポイントを競う。2010年の同協会設立以来、全国の学校や地域でイベントを定期的に開催しており、14年5月時点で競技人口は約17万人にのぼる。
日本代表は過去のイベント参加者の中から協会が選抜。男子15人、女子15人、男子(U―15)16人の代表メンバーが、スポーツ鬼ごっこの魅力を伝えるリーダーの役割を担う。
同協会・国際スポーツ鬼ごっこ連盟事務局長の平峯佑志さんは「すべての世代が気軽に楽しめるスポーツで、地域交流にもつながる。日本文化でもある鬼ごっこを世界中に広めていきたい」と話す。
代表に選ばれた坂庭さんがスポーツ鬼ごっこに出合ったのは昨年5月。友人に誘われイベントに参加したところ、戦略を立ててチームプレーする点などに面白さを感じたという。それ以来、イベントや大会に積極的に参加するように。
高いリーダーシップ性が評価され選出された坂庭さん。イベント企画にも携わっており、現在は旭区内の小学校での開催も調整している。「昔と違い、子どもたちの遊びが減っている。スポーツ鬼ごっこは安全で手軽にできる。一緒にプレーして面白さを伝えられれば」と展望を語った。
スポーツ鬼ごっこに関する問い合わせは同協会【電話】03・6379・6532。
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