今年創立50周年を迎える新橋小学校では、3年3組の児童たちが同校の歴史を校庭で長年見守ってきた藤の木の保護活動を行っている。3月5日には樹木の保護に良いとされる、炭の粉末を根元に入れる作業を行った。
記録は残っていないものの、枝の育ちぶりなどから開校初期より学校にあるとみられる同校の藤の木。夏場には藤棚が多くの葉で覆われ、熱中症から児童を守る木陰として役立ってきた。しかし今では幹の一部に大きな穴が空くなど弱っている様子がうかがえる。
そこで同クラスでは総合的な学習の一環で、藤の木を守るための活動を2学期から続けてきた。その中で炭を使った根の保全方法の話を樹木医から聞き、今回の作業に至った。
作業に先立ち、同クラスでは全校放送などで炭の提供を呼びかけ。他学年や校長からも炭が届けられた。
この日は児童たちが根を傷つけないよう穴を掘り、粉末状に細かくした炭を散布した。
担任の田航一郎教諭は「学校の未来に向けた取り組み。昨年は休校中で藤の花が咲くところを児童は見られなかったので、今年はクラスが変わってしまっても花咲く様子を見てほしいですね」と期待を寄せた。
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