横浜泉ロータリークラブの2022-23年度会長としてクラブをけん引する 井上 昌司さん 中田西在住 66歳
できることを時代に即し
○…国際的な奉仕団体「ロータリークラブ」(RC)。泉区を中心に活動する横浜泉RCは区内の少年野球や社会福祉法人への協力など、地域への活動に長年取り組んでいる。7月に新年度を迎え、このほど新会長に就任した。年間のテーマにしたのは「範を示し愉快な人生にしよう」だ。「自分の利益や名誉だけ追っても愉快にはならない。困った時に助け合える関係が大切だと思う」
○…東海大学を卒業後、月刊絵本などを手がけるひかりのくに(株)に入社。「未来の財産であるこども達に奉仕すること」という理念に心打たれ、仕事に夢中になった。28歳の時に(有)西横浜ひかりのくにを設立し、代理店事業などを手がけるように。「誇りをもって、仕事を好きになること。そうでないと、一生懸命にはなれない」
○…中田小、中和田中の卒業生で中田小ではPTA会長も。さらに同小50周年の実行委員長も担った。「その時に地域の色々なところを回って顔見知りも増えてね」。それまで地域活動の関わりはなかったが、そこから現在副会長を務める中田連合自治会にも声を掛けられ、RCの誘いも受けた。「RCのメンバーは地域活動も積極的に担っている。そういう素晴らしい人たちの中で自分を磨いていけたら」。そんな思いで10年ほど前に加入したという。
○…地域協議会の委員や自治会の防災担当などさまざまな顔をもつ。人が好きで、飲み会の後に会社に戻り、仕事をこなすこともあったという。社長職のバトンも長男に渡したが、スケジュールは真っ黒だ。ただ「『忙しい』は禁句。そう口にしたとたんに、人や仕事は離れていく」と話す。「できることは何だろうか」。時代がめまぐるしく移りゆく中、常に前を向いて歩み続けている。
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