相鉄グループの(株)相鉄ビルマネジメント(森村幹夫社長/本社・西区)は、相鉄ライフいずみ野の駐車場などが対象となる「パークアンドライド」サービスを6月30日から本格導入した。SDGsへの取り組みと利用者の利便性向上が目的。
パークアンドライドは自宅から最寄りの駅やバス停周辺にある駐車場に駐車し、そこから公共交通機関に乗り換えて目的地まで移動する方法。自動車利用が減少することから環境への負荷軽減が期待されている。
同社は昨年10月から今年3月まで、商業施設「相鉄ジョイナス」=西区=の利用者に「相鉄ライフいずみ野」、「相鉄ライフ三ツ境」の駐車場サービス券を試験的に配布。約5カ月間で累計990台の利用があった。同社によると、この実績から二酸化炭素の排出量を換算すると約3・2トンを削減したことになるという。
対象商業施設を追加
同社はその結果を受けてサービスを拡大して本格導入を決定。対象駐車場は「相鉄ライフいずみ野」と「同三ツ境」の2カ所に、リパーク上星川=保土ケ谷区釜台町1の1=を追加。対象商業施設も相鉄ジョイナスだけでなく「ジョイナステラス二俣川」「相鉄ライフ二俣川」を追加した。同社は「追加した商業施設は、休日になると周辺の道路が混雑することが多い。サービスを拡げることで道路混雑の緩和、二酸化炭素削減に貢献できれば」と期待を寄せる。
利用方法は3カ所の対象駐車場のいずれかに駐車し、相鉄線で移動。対象商業施設内で1店舗3千円以上利用したジョイナスポイント会員に駐車サービス券を配布する。同社は「パークアンドライドを利用してもらい渋滞の心配もすることなく買い物を楽しんでもらえれば」としている。
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