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泉区 経済

公開日:2022.11.24

来年3月開業新横浜線
運行を前に習熟運転開始
相鉄線内に東急車両も

  • 習熟運転で使用される、相鉄(左)・東急車両の一部=提供

 2023年3月に開業が予定されている「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線・東急新横浜線)。同路線を運行する相模鉄道(株)と東急電鉄(株)は11月3日から、相互乗り入れを行う車両を使用した習熟運転を始めた。いよいよ、相鉄線内で東急の車両を目にする機会もありそうだ。

 「相鉄・東急直通線」は来年3月の開業に向けて現在、工事が進められている新路線。相鉄線から新宿・渋谷方面へは、19年に開業した「相鉄・JR直通線」ですでに乗り換えなしで行くことができるが、東急線を経由し東京メトロや都営地下鉄などに乗り入れることで、ダイレクトにアクセスできる場所が増える。

 また新幹線停車駅でもある新横浜駅への所要時間が大幅に短縮するなど、利便性の向上が期待されている。

両社路線で実施

 習熟運転は、鉄道の運転士が車両や路線に慣れるために行うもの。車両の性能、路線の加減速の目安や位置を学ぶ。「相鉄・東急直通線」では開業予定の来年3月まで行われる予定。運転日にもよるが、走行するのは午前9時〜午後6時(夜間走行の場合もある)。

 運転区間は相鉄線では「西谷駅―新横浜駅」(新横浜線)・「かしわ台駅―西谷駅」(本線)、東急線は「新横浜駅―日吉駅」(新横浜線)・「日吉駅―渋谷駅」(東横線)・「日吉駅―目黒駅」(目黒線)。運転日により区間は異なる。運転本数は、相鉄線で一日最大15往復、東急線で一日最大40往復。両社とも新横浜駅での折り返し運転が基本だが、互いの路線への運行機会もあるという。

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