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泉区 社会

公開日:2023.02.02

再びつながる地域活動【5】 #住むなら泉区
実践的な訓練で意識高め
領家中学校地域防災拠点

  • 受付訓練(左)やテント設営も実際に

    受付訓練(左)やテント設営も実際に

いつ起きるか分からない自然災害。コロナ禍であってもそれは同じだが、感染拡大防止の観点からここ数年は防災訓練も中止や規模縮小が続いていた。そんな中で今年1月15日、領家中学校地域防災拠点では参加者300人を超える大規模な防災訓練を実施した。さらに従来よりも「実践的」な訓練に挑戦し、成功を収めたという。

◇    ◇

 領家中学校地域防災拠点は、しらゆり地区と領家地区の住民により運営されるもの。1995年の阪神・淡路大震災を機に、毎年1月ごろに防災訓練に取り組んできた。さらに2011年の東日本大震災以降は方法を変えたという。

 「それまでは各自治会の訓練と変わりなかったのを、より地域防災拠点として機能するための訓練に」。そう語るのは同地域防災拠点の運営委員長を務める萩原勝彦さん。発災時には家が倒壊した人などの「生活の場」になるため、訓練にもその要素を盛り込んだという。

 毎年6月ごろから各班ごとに役割を担い、訓練の準備をする体制を続けてきた。

モデルケースに

 今回は区役所からの打診もあり、地域防災拠点での訓練のモデルケースにもなるよう、より実際に即したものにしたという。例えば体育館には実際にブルーシートを敷いて簡易テントも設置し、また受付ではコロナ禍もふまえて、発熱者などの部屋の振り分けなどまでシミュレートした。

 副委員長の井上謙輔さんは「ここまでやる必要はあるかという声もあった。でも実際に近い景色の中、いろいろと感じてもらう意義は大きかった」と手応えを話す。

 区役所の協力も得ながら、約40人の運営メンバーがそれぞれ工夫を凝らした結果、参加者からも「ためになった。来てよかった」との声が多く聞かれたという。

できる範囲で備えを

 一方で「地域防災拠点がどういうものか、未だに理解されていない面もある」と井上さん。「震災が起きた時、家で暮らせるなら防災拠点よりも家にいた方が快適なはず。拠点の生活を具体的にイメージしてもらうことは、自助の意識を高めることにもつながる」

 萩原委員長は「要は団体『生活』。今回の訓練でさえまだほんの一部で、ごみはどうするかなど課題はいくらでもある」と指摘する。

 訓練は各地域で拠点ごとに行われている。「他の拠点はどうしているか、お互いに見学させてもらうなど交流していけたら」。2人は今後の展開にも意欲を見せた。

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